Operational guidelines for Businesses on Remediation of Migrant-worker Grievances (Japanese)
Operational guidelines for Businesses on Remediation of Migrant-worker Grievances (Japanese)
移住労働者の苦情の是正・救済に関する企業向け実務ガイドライン(以下、本ガイドライン)は、主に企業や業界団体がグローバルサプライチェーンにおける移住労働者の人権問題に対処し、労働者の苦情に対して是正・救済を提供する自主的プログラムを開発する際の一助となることを期待して作成されました。各業界や地域に関わるステークホルダーが多岐にわたることを考慮すると、本ガイドラインの内容は、国際機関、非政府組織(NGO)、地域社会組織、市民社会組織、労働者団体など企業以外の関係者の活動にも関連します。
本ガイドラインの推奨事項は、コンプライアンス及び更なる人権尊重を目的とする、産業界や国際的なベストプラクティス、また国連「ビジネスと人権に関する指導原則(UNGP)」に基づいています。UNGPによれば、いかなる企業も、人権への負の影響を受けた労働者に対し、是正・救済、また苦情を解決するプログラムを確立するか、そうしたプログラムに参加することで、労働者の人権尊重を促進し、また支援することが可能となります。
The Operational Guidelines for Businesses on Remediation of Human Rights Grievances (the “Guidelines”) are created to primarily help companies and industry groups to develop voluntary programmes to remediate worker grievances, especially with regard to addressing human rights concerns of migrant workers in international supply chains. Given the number of stakeholders involved in any particular industry or region, the Guidelines are also relevant to the work of other interested third parties, including International Organizations, Non-Government Organizations (NGOs), community-based organizations (CBOs), civil society organizations (CSOs) and worker groups.
The recommendations provided by these Guidelines are grounded in industry and international best practices for compliance and advancement of human rights, including the United Nation’s Guiding Principles on Business and Human Rights (“UNGPs”). According to the UNGPs, all types of businesses can advance and support the human rights of its workers by establishing or participating in a remediation programme that offers remedies and resolution to affected workers.
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- 序文
- はじめに
- 本ガイドラインの目的
- 是正・救済プログラム:定義と目標
- 実効性のある是正・救済プログラム
- 実践ガイダンス
- 信頼の構築
- 苦情の申し立てと受け付け
- 苦情の確認
- 苦情の調査と対応の決定
- 苦情の是正・救済
- (是正・救済措置計画の立案)
- 是正・救済措置の実施とモニタリング 苦情処理の完了
- フィードバックの受け入れと結果の評価
- 実効性のある是正・救済プログラムに向けて
- 結論
- 付録 I:マレーシアの適用法(参考文献, 英語版のみ)
- マ レーシアの法律:是正・救済措置とモニタリングのガイダンス
- a. ATIPSOM, the Anti-Trafficking in Persons and Anti-Smuggling of Migrants Act 2007 (Act 670)
- b. マレーシア連邦憲法
- c. 刑法(Act 574)と刑事訴訟法(Act 593)
- d. その他の関連法規
- マ レーシアの国家基盤型のシステム
- 付録 II:マレーシアの移住労働者(参考文献, 英語版のみ)
- 移住労働者の人口統計
- マレーシアの強制労働
- 付録 III:マレーシアの移住労働者とパーム油産業(参考文献, 英語版のみ)
- マレーシアのパーム油産業における是正・救済プログラムの検討事項
- 付録 IV:マレーシアの移住労働者とエレクトロニクス産業(参考文献, 英語版のみ)
- マレーシアのエレクトロニクス産業における是正・救済プログラムの検討事項
- その他のリソース:参考文献リスト(参考文献, 英語版のみ)
- 主要リソース
- 是正・救済措置とモニタリングの事例研究
- ジェンダーに特化したガイダンス
- 参考情報(参考文献, 英語版のみ)